大人のRIKA教室

第3回講演会「効率の良い体の使い方」(9月15日)

シリーズ・これからのエネルギーを考える③

講師
吉福康郎 (中部大学 教授)
日時
2012年9月15日(土) 14:00~16:00
場所
小牧市中部公民館
参加者数
22名
講演会のお知らせ(チラシ)

プレ講座第三回シリーズの最終回となる今回は、中部大学教授・吉福康郎先生に「力とエネルギーからみた効率の良い体の使い方」と題した講演を行っていただきました。

【講演趣旨】

  • 筋肉には速い筋肉と遅い筋肉がある
    • 速い筋肉(速筋繊維)は100m走に適している(無酸素運動)
    • 遅い筋肉(遅筋繊維)はマラソン等に適している(有酸素運動)
    • この筋肉の割合は生まれた時に決まっている。
    • ⇒ その人に適したスポーツがある。
  • 「骨格はテコの集合体である。テコの原理によって、腕や足は筋肉の短縮距離の何倍もの大きな距離を動けるが、筋肉の収縮力の数分の一の力しか発揮できない」
    • 「人は足の裏全体が着地」
    • 「馬は蹄になった中指の先端のみが着地」
    • 「人よりも犬、さらに馬の方が足の先端が軽い構造なので、振り回しやすく(慣性 モーメントが小さい)、足を速く動かして高速で走ることができる」
  • 色々な武術の基礎になる対人動作: 実技を交えながら、効率的な力の加え方について具体的解説があった。
    • 実演解説写真 実演解説) 重量挙げ: 腕よりもむしろ足の筋肉を使って持ち上げる(重量挙げの選手は脚の筋肉を鍛えているのでジャンプ力がある)
    • 実演解説写真 実演解説) 「相手に力を加える点が、自分の体の中心に近いこと → トルク = 回転力の関係で有利になる」 実演解説写真 実演解説写真
    • 実演解説写真 実演解説) 「居合で一気に長い刀を抜くことができるのは、右手だけで抜こうとするだけでなく、 左腰を引くことで鞘を持つ左手が後ろに移動するからである。右肩と左腰の距離の変化により、 全身のパワーを使って刀を抜くことができる。」
    • 実演解説写真 実演解説) 「相手」が予想しない行動をとる。数回、竹刀を打ち合わせた後、本気に打ち合いをしましょうと言っておき、思いがけない行動をとる。講師は打ち合わるような全身に動きをしながら、竹刀の軌道を変え、竹刀を打ち合わせることなく喉元を突く)

様々な実演に加わった参加者・受講生から歓声が上がり、今までの講演とは一味違った内容となった。



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後援:春日井市教育委員会