大人のRIKA教室

第4回(1月18日)見学会が行われました

参加人数
27名
場所
土岐市 核融合科学研究所
日時
1月18日(金) 13:30~

20世紀半ば、太陽の熱と光は核融合によるものであることが知られるようになった。太陽の中心核は約1400万℃、その温度は長年月をかけて太陽表面、そして地球に到達する。土岐市になる核融合科学研究所ではこの太陽のエネルギーを地上に作り出すことを構想し約20年の準備を経て1998年に最初のプラズマが灯った。

核融合とは

高温・高圧状態になると物質は電子・陽子・中性子がばらばらになり自由に飛び回るプラズマ状態になる。プラズマ状態のH→Heの反応過程で質量がわずかに減少するが、その質量が核融合エネルギーとなる。太陽は地球の33万倍の重力を有し、プラズマ状態を実現させている。地球上でプラズマ状態を作り出すには、温度・圧力・時間の3つを同時に実現させる条件が必要である。核融合科学研究所はプラズマを定常的にどこまで作り出すことができるかという実験を行う施設である。

プラズマ閉じ込め技術

プラズマの閉じ込めを実現させるためにヘリカル型、トカマク型といったトーラス状の直流電線を用いる。遠心力などで粒子が逃げないように捻りを加えた形式がヘリカル型、円環コイルを用いる形式がトカマク型といわれる。

ヘリオトロンプロジェクト(1958-1981)歴史の展示

見学風景 ドーナツの画像
実験装置 ヘリカル装置の1片。10片合わせるとドーナツが出来上がる。
実験装置ヘリオトロンD(1970年~1982年(京都大学))
実験装置ヘリオトロンE(放電管+ヘリカルコイル)装置運転期間:1980年~1997年(京都大学)
実験装置 大型ヘリカル装置 超伝導R&Dコイル(強制冷却型ケーブル・イン・コンジット導体を用いた、超伝導ヘリカルコイル。世界で初めて作られた強制冷却方式のヘリカルコイル)

実験施設本体

実験装置本体
実験装置本体世界最大のドア(厚さが2mあり、ギネスブックにも登録されている)
実験装置本体 実験装置本体

見学後、参加者からの質問

  • 放射能について 危険性はないのですか
  • 炉の中の温度はどうやって測るのですか
  • 太陽は1400万℃で核融合が実現するのに、なぜ地球上では1億℃まで上げなければならないのですか
  • 実用化の見込みは?
  • 実際にはどこで発電を行うのですか


ウェブ サイト内
後援:春日井市教育委員会